建設業界における指名願い(入札参加資格審査申請)とは何か?
また指名願いの全体的な流れを解説します。
指名願いとは?
国や地方団体、地方自体等が行う入札に参加する資格の有無を審査してもらう申請のことです。
簡単に言うと、「事前に指名願い申請をして審査に通っていない企業さんは入札に参加できませんよ」ってことですね。
指名願いが完了していないと入札には参加できませんので、地味な事務作業ですが非常に重要な申請業務です。
狙っている官庁案件がある自治体の指名願いは絶対に申請忘れがないように気をつけましょう!
指名願いの流れ
簡単に指名願いの流れを解説します。
①国・地方団体・地方自治体等がHPにて指名願い募集の案内を掲載
↓
②HPから指名願いの申請書類をダウンロード
↓
③申請書類の作成
↓
④申請先へ提出
↓
⑤書類が受理され審査が通れば終了
次年度の募集は10月~3月の間に行う自治体が多いです。
だいたい提出期間は約1カ月程の猶予があります。
基本的に自治体毎に決まった時期に募集がかけられますので、
募集を見落とさないようにHPや新聞等をチェックするようにしましょう。
自治体毎にいつ頃募集がかけられるのかをリスト化しておくと申請忘れが防げて便利ですよ!
申請をする際の注意点
指名願い申請をする際の注意点をいくつかご紹介。
・社長印が必要な書類があるので準備は早めに
・基本的に申請書類は自治体独自の様式なので使い回し不可
・書類提出方法が郵送のみ or 持参のみの自治体がある
・締切が消印有効 or 必達の場合がある
・定期申請のみの自治体は申請漏れすると1年~2年間入札に参加できない
(随時申請が行われる自治体もある)
自治体によって書類の提出方法や締切の扱いが違ったりするので、
申請要綱はしっかりと確認するようにしましょう。
全国展開の企業は社長印をもらうのに時間がかかる場合が多いと思いますので、なるべく早めに書類作成をしておくと余裕を持って申請できますよ。
特に定期申請のみの自治体に関しては、期限内に申請が出来なかった場合は1年間入札に参加できなくなりますので要注意です。
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